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「陸がね…浮気してるっぽいんだ…」
蒼と同じ事務の所賀川 陸が付き合ってるのは知ってた。
お互いべた惚れのバカップルだと思ってたけど。
「何か確信でもあるのか?」
「ここ1ヶ月なかなか会えなくて、久し振りに陸の部屋に行ったんだ。そしたら…指輪があったんだ。」
「指輪?」
「純也の…」
「それは…同じ事務所の後輩だから…蒼だって、俺んちに来てるだろ?」
「俺も、そう思った。でも、その後に純也に言われたんだ…陸と別れてくれって…。」
涙をいっぱい溜めて、蒼が話す。
「で、蒼はどうしたいの?」
「もちろん、別れたくない!…でも、陸が別れたがってるって…」
溜めていた涙が溢れ出した。
「陸とは、話したのか?」
蒼が首を横に振る。
「…怖くて…聞けない…」
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