アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
:
-
いつの間にか、男と自分以外、公園にはいなかったみたいだ。
誰も、公園にはいなくなっていた。
さっきの男は、自分が知るだれより優しかった。
知らない子供に困っているか、声をかけてくれた。
一緒に他人のものを、探してくれた。
嘘みたい、だった。
これまで、そんな事を有真のためにしてくれた人なんていない。
でも。男はもうここにいるわけじゃない。
男はさっき、親切にしてくれただけだ。
しばらく、男が座っていたベンチにぼうっと座っていた。
「…あ、…いた」
突然、さっきの声がした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 35