アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
:
-
この人は、本当に優しいな…。
男はそのまま有真が泣き終わるまで、待っていてくれた。
「ご、ごめんなさぃ、。」
男に謝る。
「いきなり、迷惑かけて、ごめんなさいっ。それと、食べ物、ありがとうございまし、た。お礼、したいのですが...ちょっと家があー、、、んと、とりあえずあの...」
お礼もまともに言えず、迷惑もかけいてる。
俺は、どうしたらいい...。
こう思うのは、何回目か。
考えさせられるほど、男は優しいのだ。
甘えれたら...、ああ。また。
この気持ちは何だろう。
...分からないまま。
男が今、自分の隣にいるんだと考えただけで、くすぐったい。
男に迷惑をかけてしまったと考えると、嫌われはしないかと、心配になる。
男と話せただけで、うれしいって思えた。
...この人といたいよ。この人と一緒なら、死ななくてもいいのかな
それは、ひどく素晴らしいものだったが、自分が望んで良いものではないのだ。
それが、少し哀しかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 35