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奪い去って…?(センラ×志麻)
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志麻side
人には、色々な愛の形がある。
俺も、その中の一人。
そう、俺は同性が好き。
いや、偶然好きになったのが同性だったって言う方が正しいのかもしれない。
「あ、志麻くんだよね?♡よろしくね♡」
「こんばんわ…♡気持ちくしてくださいね…?♡」
後もう一つ、俺は体を売っている。
薄暗い怪しげな道を歩いていると、ホテルに着いた。
部屋に着くなり、押し倒してきて気持ち悪いキスしてくるから吐き気がした。
自分でもなんで体を売っているのかわからない。
でも…
でも……
自分の中の心にポッカリ空いちゃった穴を塞ぎこむためには、こうするしかないの。
でも、誰とやっても。
何回やっても。
心に空いてしまった穴は塞ぎきれなくて。
その隙間から自分の汚いどす黒い部分がどろどろと溢れてきそうで。
こんな寂しい自分に嫌気がさして。
俺はずっと、こうやって体を売っている。
この想いは、一生伝わるはずはないんだ。
それだったら、伝えない方がまだいい。
今の関係を崩したくない、あなたの笑顔をまだ見ていたい。
そんな想いで、未だに自分の気持ちを押し込んでいる。
朝、目が覚めると机の上にはお金と使い終わったコンドームが置いてあった。
あのじじぃはもういない。
じじぃ置き逃げみたいなことしやがって…
俺はなんとか吐き気を抑えながら、シャワーを浴びて服を着替えてホテルをでた。
朝の街をてくてくと歩いていると、ふとガシッと腕を掴まれた。
「おはよぉございますっ!志麻くんっ!」
「うわぁ?!センラさん!?」
そう、これが。
俺の好きな人。センラさんだ。
「こんな朝早くにどうしはったんですか??」
「あ、あぁ…まぁな…色々あってん」
「ほぅ…そうですかぁ…」
しばらくそこで二人で話をした。
「あ!!そうだ志麻くん!!今日センラの仕事終わったら遊びに行ってもええですか?!」
「ん?ええで!」
「やったぁ!じゃあ夜に行きますね♪」
俺は軽く考えていたんだ。
この後起きることを知らずに………
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