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センラside
前々からおかしいとは思ってた。
自分では普通の態度をとってるつもりなのかもしれないけど、自分にはバレバレだった。
だから、今日志麻くんに何があったのか聞こうとした。
だって、俺は志麻くんが好きだから。
自分だってダメだって思ってた。
けど、少し意地っ張りで不器用で周りに頼ることを知らない志麻くんが大好きになってた。
全部…
全部一人で抱え込むのはやめてぇや志麻くん…
少しだけでも浦島坂田船のメンバー、いや、俺を頼って来てほしい。
日に日に志麻くんの体調は悪くなっていくようで、見ていられなかった。
だから、俺は自分の中で塞ぎ込んでいた気持ちを志麻くんに言ってみようと思った。
知ってる。
知ってるんや…
二人の間に穴が空くかもしれん…
また二人で笑えなくなるかもしれん…
でも、それでも志麻くんに伝えたかった。
少し緊張する気持ちを抑えながら、志麻くんの家に着いた。
時間は9時半。
予定ぴったりや…
志麻くんの家のインターホンを押すと、志麻くんがでてきた。
「お!センラさんや!!時間ぴったりやんw」
志麻くんはにししっとはにかんだ。
か、かわいい…!!!!
「こんばんわ!」
「おぅ!こんばんわ!wまぁ入ってぇや!」
志麻くんの家に入って、しばらく他愛のない話でぐだぐだと盛り上がっていた。
「あ、そうだ志麻くん。あの、センラ聞きたいことがあるんです。」
「??なんや??」
「志麻くん…最近少し体調良くないんじゃありませんか?」
「…!!な、そんなことっ…ないっ…!!」
「センラに…全部話してくれませんか…」
「っ…!!な、んでっ…!!センラさんにはっ…バレ、るんっ…!うっ…!ひっくっ…」
志麻くんは泣きながら
自分にはずっと好きな人がいること。
その人を好きになってしまった自分が嫌で、ずっと体を売っていること。
その好きな人以外の情報をすべて話してくれた。
「うっ…あぁっ…自分がっ…!変わって、くっ…のがっ…!怖いねんっ…!ふっ…」
「うん…うん…話してくれてありがとうなぁ…ごめんな、気づかなくて…」
「うう、んっ…!」
「それでな、志麻くん。センラのお話も聞いてほしいんです。」
「う、んっ…」
「センラにも、ずっとずぅっと…好きな人がおるんです…
意地っ張りで…
人に頼るのが苦手で…
ぜんぶ一人で抱え込んで…
それで、すごく…可愛いんです。」
「そ、そっかっ…好きな人っ…いたんや…」
「はい。そんな人が…
志麻くん、あなたが。
ずぅーっとずぅーっと…
大好きなんです。」
「へっ…?あ、えっ…?お、俺っ…?」
「はい…すいません…!こんなこと言われても困るだけやね…」
「まっまって…!!」
立ち上がろうとすると、後ろから志麻くんに弱々しくぎゅぅっと抱き締められた。
「俺っ…俺もっ…センラさんが好きっ…や、ねん…」
最後の方は弱々しくて聞こえなかった。
でも、ちゃんと聞き取れましたよ。志麻くん。
「はいっ…!ありがとう志麻くん…」
俺は志麻くんと向き合って、優しく触れるくらいのキスをした。
唇を離すと、志麻くんは泣きながらふにゃりと笑っていた。
あぁ…やっぱりセンラは…志麻くんの笑った顔が大好きや…
「へへっ…センラさんありがとうなっ…///」
「可愛い…」
自分では制御したつもりだったのに、志麻くんが可愛いから我慢できなくなり、志麻くんの唇に噛み付く勢いでもう一度キスをした。
「んっ…」
「んんっ…!ん、くっ…ふぁっ…!ぁっ…はむっ…」
志麻くんが少し背伸びをしながら応えてくれる。
けど、ずっとキスを楽しんでいると、志麻くんの膝がかくっと落ちた。
「んんっ?!」
「うわぁっ…!ふふっ…危ない…
もしかして志麻くん…
センラとのキスが気持ちくて腰抜けちゃいました…?♡」
「っ…!!!!ばかっ!!!!いちいち聞くなおたんこなすっ…!!!!//////」
あまりにも反応が可愛くて、志麻くんをお姫様抱っこしてベッドに運んだ。
志麻くんは抵抗しているけど弱い…w
「だ、だめっ…!センラさんっ…!えっちはだめやぁっ…!」
「なんでですか?センラたっぷり優しくしますから…♡」
「違っ…!センラさんにっ…この身体見られたくないねんっ…」
あ、そうか…
志麻くんは他の男に抱かれたんや…
正直嫉妬するくらい嫌なことだけど、もうこれからは志麻くんは離さないから。
「うん…知ってます。じゃあ…消毒!」
「う、んっ…!」
志麻くんは最初は驚いていたが、泣きながらコクンと頷いた。
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