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転校してきました
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side紅葉
学校に入学する日がやってきてしまった。
すごく楽しみにしていた学校生活は恐ろしいものとなってしまった。
「俺、男にモテるのか...最悪だ...」
朝からテンションが下がる。
今まで美希にベッタリだったから男も声かけて来なかったのかな?とか思うがありえない。と自分にツッコミを入れた。
テンションの上がらないまま俺は目玉焼きとサラダを作って学校に登校した。
学校に着くとまず校長室に行って柴原先生が来るのを待った。しばらく待っていると柴原先生が焦りながらやってきた。
「ごめんごめん!部活動見てたら遅くなった!」
と柴原先生が焦りながら謝ってきた。校長はそうかいそうかいと長い髭を触りながらサンタクロースのように笑っている。
「大丈夫ですよ。朝から部活の練習をしてるなんて素敵ですね。俺も何かに加入してみたいです」
微笑みながら言った。何かには加入してみたいかなとは思っていた。
運動は好きだけど俺の好きな卓球はここの学校に部活動として存在していないからマネージャーでもやろうかな?と思っていた。
「ぜひ、テニス部に入らないか?うちの部員は優しいやつらが多いぞ!」
と柴原先生が明るい笑顔で言ったが音羽高のテニス部はインターハイに出場してるほどの強豪なので俺は結構です。と先生に答えた。
なんやかんや先生達と雑談して俺は1年A組に向かった。
クラスに入った途端、生徒達は目を輝かせて歓声を上げた。まさかここまで喜ばれるとは思わなかった。
「静かに!!!転校生を紹介する。茨城から東京に引っ越して来た立花 紅葉くんだ。皆!仲良くするように!」
先生が紹介してくれた。自己紹介をするように言われたので落ち着いて自己紹介をする。
「立花 紅葉です。引っ越して来たのであまり東京のことはわかりません。東京案内をしてくれたら嬉しいです。宜しくお願いします」
そう言ったあと頭を下げた。
「じゃあ立花は窓際の一番後ろの空いてる席に座ってくれ」
そう言われたのでそこの席に向かって歩いた。席に向かう時も視線はみんな俺に集まっている。
なんだか怖いけど嫌われるよりはマジだと思い我慢した。
朝のHRが終わり皆俺のところに集まってきて名前を名乗ってきた。だけど一度に言われても顔と名前が一致しないから焦った。
「好きな食べ物はなに?好きなタイプは?色は?...etc...」
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