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教室に帰る途中光希がまたあの怖い笑顔で俺を見て話しかけてきた。
「なーに抱きついちゃってるのかな?やきもち妬いちゃったよ?嫉妬しちゃうなー。響也くんどう責任取ってくれるの?」
光希めちゃくちゃ怖い。このまましばかれそうだ。光希の大切に取っておいたプリンを食べたとき並に怖いぞこれは...。
「いや、だって好きな子が目の前にいたら抱きしめたくなっちゃってさー!あの感触忘れられない!絶対恋人にしてみせる!」
ライバルの前でそう言ってやった。でも、やはり光希は怖い。
「俺だって時と場合を考えて紅葉くんに仕掛けるから。覚悟しとけよ?」
光希が威嚇してくるように言ってきた。
「なんで光希は紅葉の名前知ってるんだよ!」
「そりゃ、響也が紅葉くんに名前聞いたんだから俺も聞き耳立てるに決まってるだろ」
あ!なるほど!理解理解。
「いきなり抱きついて紅葉くんに幻滅されてても知らないからね?」
いじわるな笑みで俺を見てきた光希は悪魔の顔をしていた。あんな悪魔に紅葉みたいな子は絶対渡したくない。
いや、どんなやつにも渡したくない。
「嫌われても俺は追いかけるし。紅葉に恋人できるまで、チャンスがある限り俺は頑張るし!」
威勢よく言ってやった。
教室に着いてギリギリに授業が始まった。俺らは日本史だ眠くなりそうだ。
でも、次の休み時間の時に紅葉の所に行って放課後デートの約束したいから頑張って起きていた。
ブサイクな顔で紅葉に会いたくないからね。
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