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すごく眠かった日本史が終わりすぐ紅葉のクラスに向かった。
光希もなぜか付いてきた...。
「光希は来んなよ!」
「好きな人が友達にデートに誘われるところ見てみたーいな」
笑っていない笑顔で俺を見つめ猫なで声で言ってくる。こいつ、マジで怖い...。
追い返すこともできず光希と一緒に紅葉のクラスに来てしまった。
紅葉はさっきもいた友達二人と話していた。俺もあれくらい親しく話したい。まずは仲良くならねば!
「紅葉!あの、今日の放課後東京散策しない?あの日から仲良くなりたいってずっと思ってたんだ」
デートに行きたいから誘ってみた。
紅葉は少し考えてからわかりましたとOKをくれた。嬉しすぎる。
「紅葉、敬語使わなくていいよ?俺ら同い年だし...てか、呼び捨てにしてごめんね。俺のことも東堂とか響也って呼んでいからね!」
「わかったよ響也。俺、東京あんま来たことないから色々と案内してもらいたいなって思ってたし助かるよ」
紅葉がかわいい笑顔で言ってくるから顔が蕩けそうになった。俺の顔は絶対真っ赤だ。そんな俺を紅葉の友達はジト目で見てきて怪しまれた。
「紅葉くんだっけ?俺は響也の友人の相澤 光希って言うんだ。放課後俺もついて行っていいかな?」
光希は優しい笑顔で紅葉に言った。光希のやつこれを狙って付いてきやがったな...。ずる賢いやつだ。
「はい。光希さんも一緒に行きましょう。俺のことは紅葉って呼んで下さい。光希さんのこと光希って呼びますね」
紅葉が光希も同伴することをOKしてしまった...二人の時間が...。しょぼくれて時計を見るともうすぐ6限が始まりそうだった。
「じゃあ、放課後迎えに行くから待っててね」
光希がそう言うと紅葉は頷いて俺と光希は教室から出て行った。
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