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二人が帰ってから一時間後。俺はやっと夕食を作り始めた。オムライスは大好きだ。ケチャップと卵のコンビは最強にマッチしていると俺は考える。
オムライスを手際よく作ろうと思ったがやはり玉ねぎに俺は勝てず目からたくさん涙が出てきた。
ピリリリリッピリリリリッ。携帯電話がなったので見に行くと画面には響也の名前が出ていた。
涙を流しながらもしもしと言うと響也が心配したように大丈夫か!?って言ってきた。
「大丈夫だよ。玉ねぎ切ってて涙が出ただけだから。それよりどしたの?」
玉ねぎと聞いたら響也は安心したようにふぅーっと息を吐いた。
「いや、泊まりに来ていいよって言ったじゃん?だから今週の金曜泊まりに行こうかなっておもって!ダメかな?」
もう、お泊まりの約束をしてくれるなんて...素直に嬉しい。
「いいよ!すごく嬉しい!じゃあ、金曜日待ってるね!学校からそのまま家に来る?」
「あーうーん、そうする!そっちのが楽だし!ありがとね!」
響也は嬉しそうだ。俺も友達が泊まりに来てくれるからすごく嬉しい。用が済んだので電話を切って再びオムライスを作り始めた。
鼻歌を歌い俺は上機嫌だ。チキンライスを炒め半熟卵を上に乗せたら完成だ。
食事を終え食器を洗い風呂に入った。
今日外人に触れられた所を念入りに洗った。響也に触れられた部分は優しく洗い、口付けをされた額はソフトに洗った。
「なんだ...俺。響也のこと好きなのか?ありえねー。片思いで抑えられるようにしよう。付き合ったら俺はまた失敗する。もう辛い思いは嫌だ」
口に出してしまった。誰も聞いていないしいいだろう。
これが俺の本当の思いなのだ。助けられて心動かされて響也のことを好きになってしまった。
こんな簡単なことで俺は心動かされるんだな。簡単な男。美希のことを忘れるのは難しいが前には進めてる。
響也の明るい笑顔もほんと大好きで愛おしい。
風呂から上がり響也から言われたことを思い出しながら眠りについた。
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