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side紅葉
翌朝、いい夢を見れた俺の目覚めはすごくよかった。
「夢の中で響也に抱きしめられちゃった///」
声に出して一人キャーキャー騒いでる姿は片思いをする女子高生のようだ。我ながら気持ち悪い。
好きになるととことん好きになってしまう。それで相手に気持ち悪がられ振られる。
美希の時のようなことはもう起こしたくない。
ネガティブな発想を拭いとり俺は朝食、昼食を作った。
今日はコーンフレーク。甘くておいしくて簡単に作れて楽ちん。
昼食はアスパラベーコン、卵焼き、ウインナー、ほうれん草とコーンをあえたやつを作った。
学校に到着した。俺に興味津々な先輩と同級生に囲まれて身動きが取れなくて困っていた時だった。
「おはよう紅葉!」
「おはよう響也」
響也が来てくれた。響也が俺にあいさつをするとなぜか俺を取り巻いていた人たちは引き下がってしまった。
響也は意外とすごい人なのかな?まだ何も知らないからわからなかった。
「響也って有名人?さっき俺のこと囲んでた人たち響也来たらどっか行っちゃったからさ」
「いや?特になにも有名ではないよ?ボクシング部だからかなー?なんかみんな怖がっちゃうんだよね!」
能天気に響也が答えたがそれだけじゃみんな怖がらないだろ!って思ったが口には出さなかった。
「ボクシング部とかすごいね!だから昨日の人たちすぐ倒せたんだ。響也って頼もしい」
そう言った後響也は赤くなった。熱でもあるのかな?と思い俺は響也のおでこに手を伸ばした。
熱は無さそうだったが響也がさらに赤くなった。
そんなことをしていたら後ろから光希が歩いて来ておはよう紅葉と笑顔で言ったからおはようと返事を返した。
光希はなぜか響也の首に腕を回し首を締めていた。俺が心配そうにすると
「大丈夫。俺らいつもこんな感じだから」
と微笑んで言ってくれたから響也の心配はしなかった。
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