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まったく...。
紅葉はどんな夢を見てるんだ?
俺のことが好き?恋愛対象として?それとも友達として?
どちらにせよ嬉しい。
もちろん前者の方が圧倒的に嬉しいが。
さっきの言葉は忘れないよう俺の脳と心の中に大切にしまった。
紅葉がまた服の裾を掴んできた。
この寂しがりさんめ。かわいいやつ。
愛しくてまた頬と唇に口付けをした。
微笑みながらサラサラの頭を撫でて眠りについた。
ー翌朝ー
まだ六時で早く起きてしまった。もう一度寝ようとしたが紅葉のことが見たくて目を向けた。
紅葉は隣でスヤスヤ寝ている。相変わらずかわいい顔。
なぜか体が温かい。隣に紅葉がいるから当たり前だ。
背中の一部も妙に温かい。人の暖かさだ。
一部だけはおかしいと思い背中を触ってみたら手があった。
俺は今、紅葉に抱きつかれている状態だったのだ。
どうして起きてすぐ気づかなかったのだろうか。
どんだけ朝の脳みそ鈍いんだよ。
抱きしめられているのは嬉しいことだが、下半身が疼き出してしまう。
好きな子の腕を離させることなど俺にはできないから紅葉が起きるまで生き地獄状態を耐えようと思った。
しかし、まだ眠い俺は眠気に襲われた。
生き地獄から抜け出すように俺は眠気に駆られ再び眠りについた。
二度目の目覚めの時には隣に紅葉はいなかった。
代わりにキッチンからトントンと食材を刻む音が聞こえてきた。
紅葉は朝食を作っているのか。朝から手料理食えるなんて幸せすぎる。
まだ寝ていたいけど体を起こしてリビングに向かった。
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