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とある一組の女性グループが俺に近づいてきた。
睨みつけるが後に引こうとはしてないみたいだ。
「あのー、お一人ですか?私達と一緒に遊びませんかー?」
頭の悪そうな高校生のギャルっぽいやつらに絡まれた。
めんどくさいんだよなー。
「すいません。連れがいるので遊ぶことはできません」
丁重に断ったがギャルたちは引かなかった。
「連れってどれですかー?イケメンなお兄さん置いてどっか行っちゃう連れとかさいてー。私達はぐれないしお兄さんのこと絶対楽しませるよー?」
うざい。非常にうざい。ギャル達に反論しようとした。
「すいません。俺、この人に東京案内してもらってるんです。まだこっちに来たばかりで慣れてないんです。だから彼を連れてくのはやめてもらえませんか?」
紅葉が急に現れて話に入ってきてギャルも俺もびっくりした。
なんてタイミングがいいやつなんだか。
「はぁ?何が案内だよ。男なら調べて一人で探索しろよ」
ギャルが喧嘩を売るように言ってきたが紅葉はそれに屈しなかった。
「俺、方向音痴で彼がいないとほんとに迷ってしまうんです。俺が東京を把握できるようになったら彼を連れてっていいですよ」
紅葉が少し怖い顔で発した。ギャルはその発言に対して
「きっしょ。ホモかよ」
冷めた目で言ってきた。さすがに俺もその発言に対しては我慢ができなかった。
「ホモで悪いかよ。お前らみたいな頭の悪い女相手にするより全然いいわ。好きな人といれた方がこっちとしては幸せだ。目障りだからどっか行ってくんない?」
そう言うとギャル達は引き気味の顔で小言を言いながら去っていった。
「何が俺らホモだよ。まぁ、ギャルがどっかいってよかったわ。ありがとうね響也」
紅葉が笑いながら言ってきた。俺がホモなのは合っているが紅葉はそれを知らない。
「だって、あんな頭の悪そうなやつら相手にするのめんどくさくて手っ取り早く片付けたかったんだもん。」
本音も混ぜて答えた。
てか、驚いた。紅葉が意外とギャルに反発していたことに。
「紅葉いきなり現れてあそこまで言えるなんてすごいよな。俺、びっくりしちゃったよ」
「茨城ってあんな感じの多いからまぁまぁ慣れてるんだよ。響也が連れてかれてぼっちになったら俺さすがに辛いし凹む」
辛いし凹むのはこっちもだって。ぼっちにさせたら俺だって辛いわ。
「紅葉を一人にさせるわけがないだろ?東京初心者の親友おいて女と遊ぶバカなんているわけない。いてもずば抜けた女好きくらいだよ」
紅葉一筋の俺が女の方に行くわけがない。
もちろん男に誘われても行くわけがないけどね。
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