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「紅葉、ああ言ってくれてありがとね。俺、あのままだったら絶対あいつらギタギタにしてた」
「だって、せっかく遊んでたのに変なやつらに絡まれてムカつくじゃん?響也と遊んでいたいしさ」
また勘違いさせる言葉。
友達として遊んでいたいって気持ちはわかるけど、惚れてる身からするとその言葉は苦しめるものだった。
付き合えるかもわからないのに期待させる言葉を紅葉はいつも言ってくる。嬉しいけど、酷なことだ。
「響也と遊んでいたいとか普通に照れる。紅葉に惚れちゃいそー」
冗談っぽく言った。でも、内容は真剣だ。
「惚れちゃえば?俺は惚れられてもかまわないよ、、、。冗談だけど」
紅葉も冗談で返してきやがった。
また心臓に悪い発言。冗談だけどっていう言葉がなかったら本気にしてた所だった。
紅葉は何気にSなの?Sなの?
俺の気持ちを知らない紅葉はただのドSにしか思えない。
目の前に餌があるのに食べさせてもらえない犬のようだ。あの時の犬の気持ちが今の俺にはよくわかる。
「冗談で言っても本気にしちゃうからね俺?俺が紅葉のこと襲っても知ーらない」
冗談っぽく言ったがこれももちろんほんとの気持ち。
抑えてるのもさすがに辛いからね。
「馬鹿!襲うとかありえないし!やめろし!」
これは本気として受け取ったのか、顔を真っ赤にして紅葉が言い返してきた。
くそかわいくて鼻血が出そう。
「ごめんね。冗談やめるよ」
そう言ってこの会話を終わらせた。
もっとスポッジャを楽しむべく他の所にも移動した。
ボクシングの所があったので機械相手に本気でぶつかってみたけど、わりかし楽しかった。
その時の俺を見ていた紅葉は口をぽかーんと開けて呆気にとられていた。
一応、ボクシング部だから一般人よりはできると自負している。
とりあえず、かっこいいところを見せつけられて満足した。
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