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side紅葉
驚いて固まってしまった。
響也が俺のこと好きで、付き合いたいって言っている。
正直、嬉しい。だって俺も響也のこと好きだから。
昨日の夢にも響也がでてきて夢の中で響也に甘えて好き好きずっと言っていた。
今は早く返事をしなければ。響也が俺の顔を伺っている。
「俺なんかでいいの?響也にはもっとかわいい子がいるよ。女の子の方が絶対いいって」
「物心がついた時から俺は男しか好きになれない。女なんかより紅葉がいい」
真剣な表情で真剣な声色。本当なんだ。
嬉しすぎる。
「響也、俺、嬉しいよ。いつの間にか俺も響也に惹かれてたんだ。男が好きなんて気持ち悪がられると思ってこの気持ちは言わないって決めてた。響也から言ってくれてありがとう。重いししつこいし女々しい所もあってめんどくさいやつだけどよろしくお願いします」
付き合えるなんて嬉しくて泣きそう。
好きな人と付き合えるってほんとに幸せだよ。美希の時も幸せだったな。
これからは響也と付き合うんだから美希の思い出は響也で埋めていきたい。
「ありがとう紅葉。ほんとにありがとう。そして、嬉しいよ。両思いなんてびっくりしたよ。絶対悲しませない。離さない。大切にする。どんな紅葉だって受け止める」
響也が強く抱きしめて言ってくれた。
俺もそれに応えるように強く抱きしめた。
響也の首に顔が埋まるから恥ずかしい。鼻息とか気にしてないかな?
嬉しくて涙が一粒零れ落ちた。
響也に裏切られたくない。好きな人に裏切られるのは何よりも辛いからそれだけは本当に嫌だ。
「響也、絶対に絶対に裏切らないでね。また大切な人に裏切られたらさすがに死んじゃう、、、」
「俺が裏切るわけがないだろ。裏切ったら命を落とすから大丈夫。心配しなくて大丈夫だよ」
優しい包容は俺の気持ちを落ち着かせてくれる。
響也には人を落ち着かせることができるスキルが備わっている。絡んでいていつも響也は落ち着かせてくれる。
「響也、離れないでね。ずっと一緒にいたい」
響也は顔を真っ赤にさせて目も大きく開いていた。
二重の瞳は潤んでいてすごく綺麗。
「そんなこと今言われたら、、、我慢出来なくなるだろ、、、?キスしたくなる、、、」
「き、キス!?、、、は、恥ずかしいよ、、、」
キスなんてできないできない。したいけど恥ずかしすぎる!
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