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「でも、、、俺、我慢できないよ、、、じゃあ、おでこにしていい?」
おでこならまだマシだと思って頷いた。
暖かな唇が額に当たって体が震えた。嘘じゃない本当なんだ。
本当だと思うとなんとも言えない嬉しい気持ちになる。
「響也、なんだか恥ずかしいね。おでこなのにこんな恥ずかしいなんて思わなかった」
恥ずかしくて顔を見て言えない。
変わりに抱きしめる腕に更に力を加えた。
響也も強く抱きしめてくれる。幸せすぎて死んでしまいそう。
「紅葉ごめん。お前可愛すぎるわ」
響也に顎をクイッてあげられて唇と唇が重なった。
びっくりして押しのけてしまった。
「きょ、響也だめだよ!心の準備とかできてないし、、、」
「心の準備なんてしなくて大丈夫。緊張なんて俺が全部とってあげるよ」
微笑しながら言ってくれた。
響也のこの美しい笑顔すごく好きだ。瞳に吸い込まれてしまいそうな感覚に陥る。
再び唇と唇が重なりそれが何回も繰り返された。
身体がだんだん暖かくなってきた。頭もぼーっとしてぽかぽかする。
口内に舌が入ってきたり
「んむっ・・・きょ・・や・・・舌・・だめ・・」
「ごめん。抑えられなかった。紅葉かわいすぎ」
優しくぎゅってされた。
怒ろうと思ったけどハグされたから怒れなくなった。
「響也、俺ほんと幸せ。幸せをありがとう」
そう言うと舌をいれないキスを交わしてくれた。
好きと言おうとしたが口が開かなかった。
しばらくして夕飯の準備もしなければいけないから帰ることを提案した。
「寂しい。離れたくないよ紅葉」
甘えたように擦り寄ってくる響也。犬みたいにかわいい。
でも、帰らなきゃ今日はご飯抜きになってしまう。
「ご飯作らなきゃだからだめ。今日はもう帰らなきゃだよ」
「じゃあ、今日もご飯食べに行ってもいい?」
子犬のようなうるうるした目でお願いされたら断れない。
しょうがないから夕飯はごちそうすることにした。
「夕飯ごちそうするけど、また買い物付き合ってもらうからね?」
「紅葉のご飯食べれるならどこまでも付いてくもんね!」
腕にくっついてきたけどさすがに人前ではくっつけないから振りほどいた。
響也はしょぼんとするが仕方が無いことだ。男同士なんてアブノーマルすぎる。
「ベタベタするのは家の中だけ。外では我慢してね」
そう言うとよからぬ考えをしたのか響也の顔が怪しくにやついた。あえて何を考えたか聞かないことにした。
だいたい想像はつく。どうせ、家でベタベタ甘々な感じになるのだろう。
電車に乗っていつものスーパーまで俺らは向かった。
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