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少しはイヤらしいことを期待している自分もいる。
でも、待って。男の人とヤるってなんだ?俺にはまだ未知の世界でわからない。
女みたく膣なんてないし、アナル・・・?
男同士だったらそこしかないよね・・・。
痛い痛い!絶対痛い!
まず、どっちが挿れるの?多少経験はあるけど、絶対響也の方が経験が多いと思うし・・・。
もしかして俺が受けなのか?きついよなぁ・・・。響也のことを襲う勇気なんて持ち合わせていない。
無理無理無理!考えられない!俺にはできない!
頭の思考回路がおかしくなってきたが響也が手を握ってくれたことによって頭は落ち着いた。
人通りも少なく暗かったから手を繋いだまま帰った。
ほのぼのとした恋人同士みたいなことができてるなんて幸せだなぁ。
美希と別れてから誰とも付き合うなんて考えてなかったけど、響也が俺の世界を変えてくれた。
響也には感謝しかない。これからもずっと尽くしていきたい。
家に着いた。手洗いうがいをして食材を切ったりなどした。
響也も手伝ってくれようとしたけど、響也は料理未経験らしく怖いから手伝いをさせなかった。
響也もお金持ちだから料理をしないのは当たり前だ。
お金持ちの人はみんなシェフに任せたりしていて自分で料理なんてしない。
全部人任せにしていたらいざ料理をする時にできなくなってしまう。人任せにするなんて情けないと思う。
人を頼らずに生きてみたいっていうのもある。響也には甘えたいけども。。。
玉ねぎを切っていたらまた涙が出てきた。
「紅葉!?どしたの!?悲しいの!?俺の胸においで!?」
「悲しくない。玉ねぎのせいだよ」
「なら、よかった。焦ったよ紅葉」
なんでこんな涙が出てるのリビングにいるのに気づくのだろうか。
視力よすぎ。そして、俺のこと見すぎ。見られてるのは嬉しいけどずーっと見られてるとさすがに恥ずかしくなる。
「響也俺のこと見すぎじゃない?いい加減恥ずかしいんだけど」
「だって、好きな子が俺のために料理してくれてるんだよ?その姿目に焼き付けたくもなるじゃん?紅葉も俺がもしも料理作ってたら見るだろ?」
「見るけど、響也みたいにずっとは見ないよ!響也は異常」
「異常なほど紅葉のこと愛してる」
「・・・!」
今、この場面でそんなこと言わないでよ。心臓に悪すぎるって。
玉ねぎ切ってたのに失敗しそうになった。
それから無言で肉じゃがを作り続け出来上がった。
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