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トラ先生搾られる②
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既に打ち解けあっているトラ先生とマサキさんは、こちらに向かって手を振ってみせる。
「るうちゃん、番匠君すごいプレイしたんだって?あたしも聞きたかったわ!」
「あの子、なかなかセンスいいな!」
トラ先生は仕事帰りなのにわざわざ着替えてきたらしく、スーツ姿ではなく、白いボートネックのTシャツにスネークスキンの型押しのフェイクレザーパンツを穿いて、厳ついシルバーアクセサリーを首と指に配らわれている。
血管の浮いた手首に着けたオメガの腕時計が妙に艶めかしくて、見慣れているはずなのに、そこから目を反らす。
ドキドキと心臓が鳴る。
ぼくの知らない、夜遊びの大人の顔をしている。
「流雨、“トラ先生”を紹介してくれよ?」
ニヤニヤ笑ったマサキさんに促され、ハッとして改めて紹介する。
「ぼくの恋人の古宮児虎さんです。 訪問医をされているお医者様で、…なので、トラ先生、です。」
なんだか、しどろもどろな口調になってしまった。
「へぇ、いいね。美人のお医者サマ。専攻は?」
マサキさんはずいっと彫りの深い日本人離れした顔でトラ先生に迫り、目を覗き込む。
トラ先生は口角を上げにっこり笑って、マサキさんを見つめ返される。
「ふふっ、外科よ。何かあったらすぐにお呼びください。善意ある治療を施しますわ。」
ぼくはヒヤッとして二人に目をやる。
「で、ぶっとい注射とか打ってくれんの?」
「んふふっ、お注射はるうちゃんにしか打たないの〜!」
「はぁっ?」
二人ともなんの話をしているのだか…。
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