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トラ先生搾られる④
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チュッ、チュッ、チュッ…、
トラ先生の両頬を固定して、軽く吸い付くように何度も唇を啄む。
「んっ、んっ、ね…、るうちゃん、ちょっと待ってぇ!」
広く柔らかなベッドの上で上体を起こし、肘で後退りながらぼくを制止するトラ先生をキスで追う。
「んんっ、あんっ、…んっ、ああんっ。…ね、とっても嬉しいけれど、るうちゃんどうしたの?」
自分の頬を抑えているぼくの手を上から掴み、目線を合わせられる。
ぼくは目を反らし、無言のままトラ先生の首すじに吸い付く。
蒸れたトラ先生のラストノートが鼻孔に拡がり、肌が熱をもち心臓が高鳴る。
トラ先生はぼくの頭を撫でながら、
「ウフッ、ん〜。…ね、シャワーを浴びてからにしましょう?汗をたくさんかいたでしょ。」
もう一度制止をされる。
「…ぼくは構いません。」
ピタリ、と動きを止めてトラ先生の目をじっと覗き込む。
パーティー会場で女の子たちを魅了したあのトラ先生の姿を想うと…、ぼくの胸の中でぶすぶすと黒い感情が煙のように燻り、未だ定まりきれていないのだ。
たとえ、その後でぼくとトラ先生が公認のカップルと周知されたとしても。
素敵なトラ先生が見られた喜びと、それをみんなには見せたくないという独占欲と、矛盾した感情に葛藤する。
ぼくはトラ先生の耳元に軽く歯をたてて唇を這わせ、ぎゅうっと抱きつく。
そして、布告と宣言をする。
「あなたはぼくのものだ。」
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