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トラ先生絶叫する⑤
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「優しく犯してあげる。」
トラ先生のその一言で、ぼくの全身は沸騰したかのようにかっと熱くなり、頭も麻痺したように
ぼうっとしてしまいました。
ただ、こんな切迫した状況なのにぼくの耳の奥では暢気にJay Seanの『Make My Love Go』が
再生される。
「るうちゃん、キスして。」
トラ先生はぼくの首に腕を回し、甘えるような仕草で小首をかしげてみられる。
ぼくはそっと身を乗り出して、下から掬い上げるようにトラ先生の唇を自分のそれではさむ。
「んっ、」
トラ先生が薄く口を開かれたので、ぼくは角度をずらして自分の唇を使ってさらにトラ先生の唇を開かせ、舌を滑り込ませる。
そのまま舌を泳がせてぼくが腔内を隅々まで探っているとトラ先生の舌に捕えられてしまう。
ぼくは舌をざらざらと擦り合わせてから一瞬唇を離して、トラ先生の後頭部に手を添えながら
舌先に吸い付く。
ちゅくちゅくとお互いの舌を絡め合い腔内を行き来する水音が耳に籠もり、興奮がふつふつと
湧き上がってくる。
「んっ、ちゅっ、ん…」
唾液が溢れだしたのでぼくが口と添えていた手を離すと、トラ先生は名残惜しそうに
追いかける真似をされてからうっとりぼくに抱きつき、
「んふっ、るうちゃんのキスとっても気持ちいい。だれに教わったのかしら?
妬けちゃうわ!」
トラ先生は親指で自分の下唇を拭い、手をこちらに伸ばして同じ様にぼくの唇も拭われる。
「…からかってますか?」
「いいえ。」
目を細めて口角を上げ、首を横に振られる。
「…トラ先生も甘くて、柔らかくて…気持ちいいです。」
豊富な経験のあるトラ先生にキスを褒められ、ぼくは顔を赤くして自分も感想を口にする。
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