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涙「げっ!!」
涙の後ろからイケメン二人組が手を振っていた。
それから、ゆっくり歩いてくる。
涙が俺の後ろに隠れた。
?「オイコラ、聞こえてんぞ。なにが『げっ!』だってー?」
金髪サラサラで、少し長めの髪。灰色の瞳に190近い身長。綺麗な顔立ちの校内で一番人気のイケメン様だ。
隣には色黒で短い黒髪、黒い瞳に隣のイケメンより少し小さいけれど、高い身長。精悍な顔のこれまたイケメン様。
雪「草薙先輩、鷹野先輩。」
涙「なにしに来たんだよー!!」
涙はフーっと毛を逆立てている。涙は草薙先輩が苦手だ。やたらと絡まれているからだって。
草薙「せっかく部活早くおわったんだから、メシに付き合ってもらおうと思って。」
涙「なんで!?もう雪と約束したから嫌ですー!!」
僕の後ろから怒っても可愛いだけだよー。
涙も嫌いではないだろうけど、この強引さが苦手らしい。
草薙「うるせー。とりあえず行くぞー。雪ちゃんも一緒に行こうぜ。」
涙「ギャーー!!」
肩に担がれた涙が盛大に暴れているけど、僕たちの身長は160越えるくらいだし、細身の体で抜け出すことはできないだろう。
雪「僕はいいですけど、涙が…。それに鷹野先輩もいいんですか?」
鷹野「腹減ってるから、俺は構わない。」
涙「俺はイヤだーーー!雪助けてー!!」
雪「え、ムリだよ~。僕も一緒に行くから諦めよう?」
まだ肩の上でバタバタしている。疲れないのかな?
草薙「よし、決定ー!行くぞー。」
まだ、ギャーギャー騒いでいる涙を軽々と担いだまま進んでいく。
鷹野「桜田、俺ら着替えてくるから、部室前で待ってて。」
スタスタ歩いていく二人を見ながら、鷹野先輩が声かけてくれた。
雪「ありがとうございます。」
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