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29.
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皇先輩と見送り、ふぅっと座椅子へ。
雪「ふふ、涙、2人を悩殺してましたね。」
皇「いや、涙だけじゃ…。」
ん?どういうこと?
頭をひねり考える。あ、浴衣のせいとか?
皇「あの色気で…ホントに鈍感…。」
なにか言っていたけど聞こえなかった。
皇先輩はそのままお風呂へ向かっていった。
皇先輩があがって、いつの間に敷かれている布団に潜り込んだ。電気を消して、2人して横になった。
ていうか、皇先輩の風呂上がりの浴衣はヤバかった!!髪からはしたたる滴ももちろん、浴衣からのぞく首もとや胸元が、しっとり濡れて、色黒の肌に光をつくる。すっごくセクシーだった。
涙「皇先輩が帝先輩と同じ部屋じゃない方がいいって意味わかりましたよ。自重する気ないんですね、帝先輩。」
皇「別々の部屋で良かっただろ?あいつの行動はお見通しだ。伊達に幼馴染みしてないさ。」
雪「涙も怒ってたけど、なんだかんだ仲良しですし、僕たち巻き込まれてますよね。」
ふふっと笑って、そのままポツポツと色々な話をする。
でも、同じ部屋だと皇先輩は苦しかったかもしれない。さすがに帝先輩も皇先輩が同じ部屋だったら、自重したかもだけど。2人が一緒にお風呂入ったり、仲良く過ごしているところを見るのが、まだ嫌かもしれない。
そっと布団を抜け出し、皇先輩の頭を持ち上げて、膝へ乗せる。そして、ゆっくり髪を撫でる。
涙が落ち込んで、泣いてしまったときにによくやっていた。泣きやんでくれるように、傷つかないように。
最初はびっくりしてた皇先輩は髪を撫でているいると、目を閉じて、されるがままだった。
そのままにしていると、寝息が聞こえてきた。
膝から枕へ頭を移動し、僕も自分の布団へ移る。
雪「おやすみなさい。」
ふかふかの布団に包まれて、瞼を落とした。
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