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39.
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結局、家の前まで送ってもらった。
お礼を言って見送る。
色々家事をして、部屋で寛ぐ。
今日のことを思い出して、実くんの手は皇先輩より温かかったな。皇先輩は普段から体温低そうだ。
つい、いつも撫でてくれる場所に手をおき、くすっと笑ってしまった。
窓を閉めようとして、下を見ると涙と帝先輩。
ゆっくり2人の姿が重なる。
帝先輩が涙の後頭部を押さえ、腰を支えている。
涙は帝先輩の胸元を掴んでいる。
あぁ、キスしてるんだな。
何度も角度を変えて、重なる姿に少しの寂しさともやっとしたものが沸き上がる。
さすがに長くは見てたらダメだと、思いなおし、ベッドに潜り込んだ。
翌日。
ついに明日から学園祭。明日は家族や知り合いなどチケットを持っている人のみ入場できる。明後日は一般の人も入場できる。
今日は教室の会場設営!机をくっ付けてテーブルクロス代わりの布をかけたり、カーテンをリボンで押さえたり、簡易の調理場作り、会計の場所などを考える。
僕と涙はテーブルクロス係。
涙「そいえば、雪。昨日の写メ、帝も皇先輩も可愛いって言ってたよ!」
えっへん、と自慢気だ。
雪「いやいや、涙も可愛かったよ。だから、帝先輩我慢できなくて、あんなとこでチューしたんでしょ。」
ボンと音をたてて、涙は真っ赤になる。
口をパクパクするが声はでてない。
きっと僕は意地悪な顔をしてたと思う。
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