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目を開けると騒がしい雰囲気。
そこで、学園祭の準備中だったと気づいて身体を起こす。
まだ昼過ぎ。
いっぱい寝たし、教室の手伝いに行こう。
パタパタと教室へ向かうと。
涙「あ、雪!大丈夫?」
涙「うん、大丈夫。ちょっと寝てきただけ。」
涙「良かったー。もう少ししたら様子見に行こうと思ってた。」
ありがと、と返してクラスの手伝いに参加する。
バタバタしながらも、なんとか準備できた。
皆、明日からやるぞー!って言って帰っていく。
実「雪。今日も一緒に帰らねぇ?」
雪「あ、い…。」
涙「ダメー!今日は僕と帰るの。最近部活で一緒に帰れなかったんだから!!」
ぶーぶーと子供のように涙が抱きついてきた。
困って、実くんと涙を交互に見る。
実くんは眉を下げて、笑った。
実「しゃーない。今日は涙に譲るかな。」
涙「悪いね!」
てか、一緒に帰ればいいんじゃないかな?
そのまま涙に引っ張られて、帰路につく。
帝先輩達のクラスはまだ終わらないみたいで、久しぶりに2人。
雪「帝先輩いなくて、寂しかったの?」
涙「違うよ。僕が雪と一緒に帰りたかったの。」
雪「実くんも同じ方向なんだから、一緒でも良かったんじゃない?」
涙「ダメ。今日は僕の日!」
うーん、なんだこれ?ほんとに子供みたいだ。
人前でこうなるのは珍しい。
涙「今日はうち泊まって。明日一緒に行こう!メイド服1人で着替えるの嫌じゃん。」
それとそうか、と納得する。
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