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47.
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翌日。学園祭の一般開場日。
まぁ、みんなのテンションがヤバい。
そわそわ、ひそひそ、全然準備がはかどらない。
僕達はさっさと着替えて、昨日と同じカツラと化粧して、準備を手伝う。
涙は昨日ちゃんと帝先輩と話ができたみたいで、今日はずっとご機嫌。可愛さ3割増。
これから開場。
女子「すみませーん、一緒に写真いいですか?」
男子「俺と一緒に回らない?」
女子「あのー、お肌の手入れとかしてますー?」
男子「マジで男なの?ヤバい可愛いけど!」
…もうさ、皆、目がダメになってるんじゃない?
何度も何度も断ってるのに!
涙も同じらしく、2人してぐったり。
とりあえず、お尻触られるの昨日より多かった…。
雪「…何回も携帯番号聞かれた…男に。」
涙「男のお尻撫でてなにが楽しいの…。」
そのまま当番終わりになった。
実行委員はもう少し、もう少しと長引かせようとしてた。看板娘が、なんとかかんとか。
帝「あの、涙いる?」
入り口から帝先輩の声。それとキャーという声援。
涙がそわっとして、ぶすっとして、表に出るかうろうろしている。
1人で大変だね。
雪「ほら、帝先輩達待たせてるんだから早くいこ。」
涙「だって、この格好で…。」
涙「昨日約束したでしょ。僕まで巻き込んだのに往生際が悪いよ。」
手をグイグイ引っ張って表へ出ていく。
雪「お待たせしました。行きますか。」
手を突っ張って涙が下がる。
帝先輩と皇先輩がピタリと固まる。
石みたいに動かない。
雪「あの…?」
女子「あ、ここの生徒さんですかー?私達迷っちゃってー、案内してもらえないですかー?」
帝先輩へ上目遣いの2人女の子。ふわふわした雰囲気の可愛い感じ。
涙「ダメ!!」
バッと後ろから飛び出す。ぎゅっと帝先輩に引っ付く。帝先輩は石から戻ってきたみたい。
涙の肩に手をまわして。
帝「ごめんね、恋人が嫉妬しちゃうからムリ。そこの生徒にでも聞いて。」
にこっと、悩殺スマイル。涙の頭にキスするオプションつき。
帝「いこ。」
僕達4人はそろって歩き出す。
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