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明るくて起きた。
あぁ、昨日そのまま寝ちゃったんだ。
携帯で時間を確認すると10時。
あ、涙からまたLINE入ってる。
はぁー、さすがに会いにくいなぁ…。
実くんのことも考えなくちゃ。とりあえず顔洗ってこよ。鏡を見ると目元が真っ赤。
今日は出かけられない。
涙のLINEを確認。
『ねぇー、まだ寝てる?話したいよー!!』
『今日はちょっと無理、また今度。ごめん。』
断りの返事をいれ、そのまま携帯を投げる。
どうしよ。
実くんのこと。皇先輩のこと。
実くんは落ち着いて話ができて。一緒にいて楽しい。緊張もしない。とても気楽だ。
皇先輩のことを考えると胸がきゅうっとなる。落ち着かなかったり、泣きそうになったり、不安定になる。緊張もする。でも、凄く幸せももらえる。
どっちが恋愛の好きなんだろう。
皇先輩に抱いてたのは、恋愛の好きじゃなかったのかな。
なんか、わからなくなってきた。
ブー、ブー…。
携帯?誰?
『皇先輩』
ビクッとなって、躊躇う。
どうしよう、どうしよう…。
恐る恐る、出る。
雪「…もしもし。」
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