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そのまま家まで送ってくれる。
もう夕方だ。
実「今日はムリに誘ってごめんな。」
雪「ううん、気分良くなったよ!ありがとう。」
また目元をすりっと撫でられた。
実「…困らせた俺が言うことじゃないけど、あんまり考えすぎるなよ。俺は笑ってる雪が好きだから。」
ふわっと笑う。
あぁ、僕が昨日いっぱい泣いたから、気にしてくれたんだ。目元赤いだろうし。
雪「ふふっ。ありがと。」
自然と笑えた。
朝より頭がクリアになってる。ホントに実くんに感謝だな。…まだ、返事はできないけど。
実「よし!じゃあ、帰る。明後日からテストだし…。」
雪「うん、僕もがんばる!」
お互い手を振って別れた。とりあえず勉強しよう。
夜は集中してテスト勉強できた。
んー、と伸びをする。
はぁ。とりあえず実くんも焦らなくていいと言ってくれたから、テスト終わってから考えよう。自分の気持ちはどうなのか…。
先伸ばしにしている自覚はある。でも、急いで考えてもわからない。テストを無視することもできない。
ゆっくり向き合おうと思った。
それは大事なことだと思うから。
日曜日もゆっくり過ごした。
涙からまた連絡がきていたけど、テスト勉強を言い訳に会わなかった。
そして、テストが始まった。
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