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69.
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テスト当日。
今日から3日間。がんばるぞ!
涙「雪!」
雪「…涙。」
まだ顔見るの、ちょっと辛いかな。
でも、涙のせいじゃない。
雪「どうしたの?」
涙「…テストヤバい…。自信ない。」
あ~、今回は見てあげられなかったから。
雪「ほら、今から少しでもがんばろ。」
涙「…。良かった。」
ん?テスト勉強のことかな?
急いで、大事なとこだけ教えてく。
ふぅと目を上げると、パチと実くんと目が合う。
実くんは、ほっと安心したような顔して、教科書へ目線を戻す。心配かけてたんだな。
涙へ目線を戻す。涙は複雑な顔をしていた。
それからは特に問題もなくテストは終了した。
今日は最終日だった。
放課後になって、涙は部活へ行くと準備してる。
帝「涙~、一緒に行こう。」
あ、お迎えだ。隣には皇先輩が見える。
パッと目をそらす。その時。
実「雪、一緒に帰らない?」
雪「…うん。良いよ。」
バスケ部は体育館の都合で今日まで休みなんだって。一緒に教室を出る。
実くんに手を引かれていることに気付かなかった。
涙達の視線を感じる。でも、振り替えることなく帰る。
後ろから複雑な顔をして見てる人がいたことには気付かなかった。
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