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涙「ふふ、ラブラブだねー!」
帝「やっとだねー。」
やっと?
皇「…迷惑かけた。」
帝「いいよー。皇がこんなに取り乱すの珍しいし。浮いたり、沈んだり、見てて楽しかったなー。」
涙「雪も顔に出てるのに、頑固でさー。俺はヒヤヒヤしたよ。両思いなのに、じれったいったら。実も出てくるし。」
え?え?なにそれ?
雪「…え、どういうこと?」
まさか…。
涙「全部知ってたもーん。」
やっぱり!!
雪「………だったら、教えてくれてもいいじゃん。」
涙「それはダメでしょ。こういうのはお互いが努力していかないと。人にやってもらうことじゃないでしょ。」
帝「俺も相談はされてたけど、なんも言わなかったよー。」
それは…そうか。涙に教えてもらってたら、疑いを持ったまま付き合ってたかもしれないな。
隣で少し赤くなってる、皇先輩を見上げる。
目があって、ぎこちなく笑う。
それから涙達はご飯を食べて帰っていった。
少し早いけど、着替えて2人でベッドに横たわる。
狭いけど、くっつけるの嬉しい。
雪「皇先輩も不安だったりした?」
皇「そりゃあな。まったく…こんなに焦ったのは久しぶりだ。」
焦ったの?見てみたかったな。
皇先輩の胸元に抱きよせられる。ほぅと息をはく。
皇「…夢じゃないんだな。」
雪「僕も同じこと思いました。」
隣にある温もりに安心する。
皇先輩の匂いがする。
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