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かぁっと顔に熱がたまる。
だって…。皇先輩の当たってる…。
雪「あの…皇先輩…。」
皇「………すまん。雪が隣にいるから…その…。」
ふふ、僕でこんなになってるの?
嬉しいな。僕は一生分の幸せを使いきったんじゃないかと思う。
皇「でも、いいんだ。こうしてるだけで幸せだ。それに…。」
雪「それに?」
皇「初めてを大事にしたい。なんも準備してないから…。痛い思いはさせたくない。」
じっと見られて、囁く。
ずるい…。そんなこと、そんな熱の籠った目で言われたら僕のほうが我慢できなくなる。
雪「ね、皇先輩。皇先輩は僕とエッチなことしたい?」
皇「………したいに決まってる。」
今度は皇先輩が赤くなった。
雪「…僕、男だよ…。」
目が潤む。
ノンケだった先輩。本当にできるのか不安なんだ。
裸になったら、隠せないから。
やっぱりできないって、言われるかもしれないから。
ぎゅーっと更に強く抱き締められる。
皇「知ってるよ。雪が女でも男でもできる。好きだから。でも、俺のほうが不安だな。」
どうして?雫が零れる。
唇がその雫を舐めとってくれる。
皇「知識はあるけどな…男を抱いたことないんだ。雪を傷つけてしまうことが、怖い。」
あぁ、怖いのはお互い様なんだ。
僕と同じように皇先輩も不安だったんだ。心臓が痛いぐらいに跳ねる。
少し起き上がって、ベッドサイドに手を伸ばす。
ローションとゴムを取り出す。皇先輩が驚いてる。
雪「ねぇ、皇先輩。…僕もしたい。抱いてくれますか?」
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