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177.
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イブの前日。
冬休みは部活が休みらしく、涙も一緒に寝坊した。
涙「んー…。雪今日どうするー。」
雪「明日も明後日も予定あったから、今日はダラダラしようかと思ってた。お母さん達もいるし」
涙「じゃあ、明日母さん達とクリスマスパーティーしようか?明後日は大人同士でやるだろうし。」
雪「うん。お母さんに聞いてこよ。」
玲子「あら、いいわね!雨音さんは夜にしか戻らないけど。咲ちゃん達が帰ってこれるならやりましょう。」
年末進行でボロボロのお母さんが、咲さん達と相談して連絡してくれるとのこと。
涙と外へ出て、少しだけど両親にプレゼントを用意するために出掛けた。
そして、お母さんと咲さんにはピンクと水色のストール、お父さんと神楽さんには青と緑のマフラーにした。
買い物に満足して帰ろうとしたときに僕の携帯がなる。
雪「もしもし、剣くん?」
剣「あ、あの…雪くん。そ、相談したいことがあって…。」
雪「いいよー。」
会って話したいとのことだったので、途中で待ち合わせにした。涙も一緒でいいとのこと。
涙「あ、いた!剣ー!」
手をぶんぶん振る涙に気づいて、小走りで向かってくる。近くのカフェに入った。
雪「今日の服カッコいいね。」
涙「確かに、ちょっとずれてるけど、髪も横に流してていい感じ。」
剣「あ、実に教えてもらった…。」
ちょっと目線を下に向けて、照れてる。
雪「そういえば、相談って?」
剣「あの………実にお礼したくて………でも、なにがいいか…わかんない、から。」
雪「お礼?」
剣「うん。家で1人のときに…一緒にいてくれたり……服とか髪とか…いっぱいして、もらってる…から。」
うーん、これはもしかして?
若干顔が緩んでるとこを見ると…。
ちらっと涙を見ると、こくっと頷いてた。
雪「そっか。なにか欲しいものは分かる?」
剣「えっ…。あ、ピン留め…なくして、た。…あと、リストバンド…ダメになってきたって…。」
涙「じゃ、ピン留めとリストバンドね。あとはスポーツタオルでも探そうか!」
しゅばっと立ち上がる。さすが涙。即行動だね。
あわあわとついてくる、剣くん。
今きた道を戻って、ショッピングセンターへ向かう。
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