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宇宙からの訪問者
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「おはようございまーす、こんにちはー、こんばんは・・・」
朝4時
まだ起きる時間じゃない、そう脳が悟り、開いていた瞼を閉じようとする。
そんな中俺が住んでいるアパートの外から声が聞こえ出す。
「こんにちはー、こんにちはであってるのかな?んー」
外にいる人は何をやっているのか、声的には女の子かな、
眠たいのに大きな声で起こされ少しイラついている俺は毛布にくるまりながら玄関まで行く。
今は冬になろうとしている季節、外は寒い。
そういう理由でドアは極力開けたくないのだが、徹夜して眠気が俺を襲っている中まだ大声を出している迷惑人に声をかけるだけなら、と我慢をする。
どうせ、いつも通り隣の部屋のヤリ○ん野郎に文句つけてくる若い女だろうけどさ。
そう思いながら鍵を開けチェーンだけつけたままドアノブに手をかける。
「奏汰さーんいますかー?」
そう聞こえた時、ドキッとした。
恋が始まったとかじゃなくて、驚いて。
何でこの人俺の名前呼んだんだ。
ヤリち○野郎に用があるんじゃないのかよ、と的外れの事で驚いたが、まぁドアを開けるしかない。
チェーンをつけたままゆっくりとドアを開ける。一定のところまでドアが開いた。すると、
「こんにちはー葵井奏汰さんですよね?現在25歳、独身、仕事はしておらず、
このアパートに1人暮らし中、
そして好物はいちご、趣味はカメラ、の
葵井奏汰さんであってますか?」
「・・・そうですけど、なんですかこんな夜遅くに、」
ドアを開けたらひょこっと横から出てきた俺より小さい高校生くらいの男子。その子は俺が想像していたものとは違っていて驚く。今日驚いてばっかりだ。
その人はノートみたいなものを持っていて「それ何」と俺が聞くと、
「あぁ、これはですね僕が訪ねる家の人の個人情報が沢山書いてある極秘ノートです。興味あります?」
「いや、ない、」
「あ、そうですか」
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