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記憶
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「ふぁあ、めっちゃ頭いたっ」
昨日飲みすぎたか?ていうか全然記憶ないし、全然、いや全て?
頭がガンガン鳴り響き天井がぼやけて見える。
あ、れ?
いつもと違う風景、白い天井が見える。
「起きた?涼くん」
「・・・え?なんで、悠斗さんがいるんですか」
見知らぬ部屋に悠斗さんと2人で寝ていたらしい。全く覚えてない。俺何かしたっけ?
「・・・涼くんもしかして、昨日の事覚えてない感じ?」
「あ、はい・・・まぁ」
はぁっと悠斗さんは勢いよくため息をついてその場にうずくまってしまった。何と声をかければいいのかわからずに戸惑っていると、
「昨日涼くん俺の事好きって言ってくれたんだよ?覚えてない??」
ものすごく必死に発言する姿を見て、嘘では無いということはわかった。でも、どうしても、俺がそんな正直に言うはずがない。
「覚えてないです。っていうか勘違いなんじゃないですか?俺好きってホントに言いました?」
「言った言った!!俺の事、イケメンでかっこよくて優しくて凄い好きって言ってくれたじゃん!!」
「いやぁ、ホントーに覚えてないんですけど。」
「・・・え、じゃあ、俺達の幸せは、?」
「今消えました」
悠斗さんは、かっこいいし、俺好きなタイプだし、付き合いたいけど、色々知らないこと多すぎだから・・・、ていうかスーツ姿かっこいいな。
「・・・じゃあさじゃあさ、
涼くん、俺と付き合ってください。幸せにします。知らないことはこれから教えあっていこう。涼くん、ダメ、かな」
必死な姿を見て、少し、少しだけ、俺悠斗さんといたら幸せになれるかも。なんて思っちゃって、
俺別にネコじゃないけど、悠斗さんならいいかなって思った。
名前しか知らないけど。
「そこまで言うなら、いいですよ、悠斗さん。
でも、お試しって事で。
そして、お互い他に好きな人が出来ても何も言わないこと。お試しですからね。」
「え、じゃあ、俺が涼くんを満足にさせてあげられれば、正式に付き合ってもらえる?」
「いいですよ、俺を満足にさせてくれるなら」
俺は少し悪い笑みを浮かべ、悠斗さんは挑戦に乗ると言わんばかりに気合が入っている。
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