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誰ですか
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「あ、あと」
と脳内に話しかけてきて話しつづける。
「葵井奏汰にも罰をくだすけれど、君にも罰をくださなければいけない」
「俺はいいから、奏汰はやめて」
必死に止める。記憶を消すことだけはやめてほしい。
「まぁそれは支配人が決めることだから知らないよ」
その後何も返事が来なくなった。
迎えに来ると言っていたからには何かしないといけない。今逃げるべきか。
どうしたら助かるのか、どうしたら、
本当に来るのだろうか、今来たらどうしよう。
「春」
「っ」
「大丈夫?変だよさっきから」
奏汰にはすべて見透かされてるな。
「あのさ、・・・」
「大丈夫、ゆっくりでいいよ」
そうは言われたが奏汰に迷惑をかけるわけにはいかない。
「ううん、なんでもない、大丈夫だよ」
嘘をついた。もう後戻りはできない。俺がなんとかしないと。俺が、奏汰を守らないと。
俺が
「こんにちは」
「えっ」
もう逃げられない。
「言ったでしょう?
今から連れ去りに行くって」
宇宙人らしい作られた笑顔で彼はそう言った。
いつの間にか家に入られ、
いつの間にか彼は奏汰を抱えていた。
俺の目の前には複数の宇宙人。無表情で俺に迫ってくる。
「連れてこい」
そう聞こえた後、目の前が真っ暗になった。
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