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誰ですか
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眩しい、と思って目を開けると先程いた無表情のやつらが俺を囲んでいた。
白っぽい服の宇宙人は地球人で言う注射というものを持って俺を見ている。
まだ視界がボヤけて光がとても眩しい。
目が慣れてきて今何をしているのかようやくわかるようになった。
注射を持ったやつは俺の腕に注射を当ててピンクの液体を俺に流し込む。
左腕が痺れてきて手を見ると電気の光で反射している指輪が見えた。
あれ、奏汰は
奏汰、何処・・・?
動こうとすると縄みたいなもので縛られているようで動けない。
左腕がとても熱くなってきたと思ったら胸、右腕、腹、脚と痺れが全体に広がってきた。
苦しい、頭が痛い。こんなこと1度もなかったのに。
すると、熱さまで身体全体に広がってきた。
焼ける、苦しい、痛い、目の前が真っ暗になる感覚に襲われ声を出す。
「だ、れかっ」
声は掠れうまく出せない、喉も熱く焼けそうで苦しい。
「だ・・・ぇか、うっ」
激しい頭痛と共に身体の表面だけではなく内側までもが焼けるように熱く辛い。
骨が溶ける感覚に驚いて呻き声をあげる。
その声が本当に自分の声なのかわからないほどにまで枯れている。
こんな声奏汰に聞かれたら嫌われるかな。
そう思いながら俺は意識を手放した。
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