アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
誓い
-
写真を見ているとどんどん時間が過ぎていき夕日が見えていた空はもう夜空に変化していた。
空を見上げる、
何となく後悔に似た複雑な気持ちがある。
写真の彼をよーく見てみると左手に光るものがある。何なのかわからないけれど、それを知っている気がした。
何で走って行ってしまったのか、とずっと自分に問う。
わからない。
でも、彼は俺のせいで泣いていたのだろう。
すごく悪い気持ちになる。
何か悪い事言ったかな・・・。
自分の左手の薬指についていた指輪を見ながら思い出す。
KANATA & HARU、
あれは本当に自分の物なのだろうか、ハルとは誰か、思い出さないといけないはずなんだ。
どこかで、そんな約束をしたはず。
冷たい風が吹き俺の頬に触れる。
身震いし、気持ちの整理がつかないまま家に帰ることにした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 71