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初恋の
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何も考えずに、ただ声がする方へ行く。
不審にも思わず、怪しむことなくドアを開ける。
「葵井奏汰・・・さん?で当ってますか、?」
綺麗な声の正体はこの間、公園で声をかけてくれた子だった。
「・・・はい」
デジャビュにも思えた。その子の顔だけが思い出せない。
ただ、声はこの目の前に立っている彼そのものだった。
「怪しい者ではありませんよ!?疑うのも無理はありませんが・・・」
俺がじぃっと彼を見ていると急に言ってきた。
まぁ確かに疑うふしも出てくる。なぜ俺の家を知っているのか、なぜ、俺の名前を知っているのか。
「うん、まぁ怪しんではいないよ、この間声かけてくれた子だよね?」
「・・・はいそうです、春といいます。」
「春、くんか・・・奏汰です。」
軽く自己紹介をして家に入ってもらった。
この左手の薬指にある指輪の持ち主?だろうか。
名前が同じで驚く。
「あの、俺、奏汰さんと、
仲良かったんです」
「へ?」
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