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苦手な
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奏汰は俺のことどう思ってるのかな、やっぱり好きじゃなくなったって言われたらどうしよう。ってすごい考えちゃう。
怖いけど、考えちゃう。
りょうさんが来て4日目、初日の挑発以来何も言われていない。
でも、りょうさんの奏汰への眼差しは、好きな人に向ける眼差しだった。今まで観察してきた人の中にもいた眼差し。
りょうさん、苦手なタイプ・・・かと思ってたけど少し寂しがり屋で照れ屋なだけなんだな、とここ4日間でわかってきた。
照れ屋だから、多分告白できないんだと思う。
俺だって、奏汰を独り占めしたい。けど、りょうさんの思いを伝えないといけないと思う。だから、一向に進まないりょうさんの背中を押して見ることにした。
結果が、どうなったって、奏汰が幸せならいいんだよ。俺は。奏汰が、幸せに笑ってくれればいいんだ。
「奏汰、」
「ん?」
「りょうさんとしっかり話した方がいい、と思う。りょうさん、奏汰に伝えたいことがあって来たんだ、って言ってた。」
「え、はるくん!?何言ってんの」
「りょう、そうなの?」
「・・・ああ、」
「春ありがとう、伝えてくれて」
「うん・・・、りょうさん、頑張って」
「ぇっ・・・・・・」
俺は隣の部屋に行き、少し照れ屋なりょうさんを、応援することにした。
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