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一難去ってまた一難
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優人
「金髪さんって生徒会長だったんですね。驚きです」
奏夜
「…お前知らなかったのか……?
…………ってそれよりも!金髪さんってなんだ!」
優人
「いや名前知らなかったですし、第一印象金髪だったので」
奏夜
「俺は金髪さんじゃない!生徒会会長瀬戸川奏夜だ!いいか、これからは金髪さんじゃなくて名前で呼べ!いいな
」
優人
「分かりました。瀬戸川先輩」
奏夜
「う゛っ…そうきたか…………」
優人
「というか、そろそろ離してください」
奏夜
「…俺はもっと抱きついていたいのに……」
子犬のようにシュンとした表情を見せた。
優人
「すいません。本当に大事な用なので」
少し可愛そうだったので頭をぽんと撫で、金髪さんの手から抜け出し、そして俺は走った。
ある場所へと。
奏夜
「頭ポンポンとか…!
にしても、あいつすごい細かったな…」
手をじっと眺めながら、蝉の声が幾つも重なる中、ぽつりと呟いた。
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