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待ち人
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優人
「で、話って何?」
幸恵
「別に、大した事じゃないわよ。それよりさ、お腹空いちゃった。何か頼みましょ」
優人
「まだ食べんのかよ……」
姉の大食いの才能と、話を逸らされた事への感情が入り交じり、苦笑をもらす。
それを見た幸恵は口角を少し上げながら、いいからいいから、と続ける。
幸恵
「甘いのと辛いの、どっちが好き?」
優人
「…甘いの」
幸恵
「すいませーん、セミフレッドと激辛キムチ鍋ください」
・
・
「お待たせしました。こちらがセミフレッドで、こちらが激辛キムチ鍋になります」
料理を置き、ぺこりと礼をして戻っていった。
幸恵
「ここのキムチ鍋美味いな。優人も食べる?」
優人
「いらない」
幸恵
「ち、からいよ~とか言って赤面する弟の顔でも見れるかなって思ったのに」
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