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電話
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遥
「全く、あんたのせいで話が逸れちゃったじゃない。
あのさ、……その…、相談があるんだけどさ、ちょっと、僕の部屋まで来てくんない?
僕の部屋、10階の1078号室だから。10分以内に来てよね」
プープープー…
それだけ言うとすぐ切ってしまった。
優人
「10分以内とかどんだけ鬼畜なんだよ。俺まだ着替えてもないし」
そう言ってパジャマを脱ぎ始める。
優人
「ゴロ吉、ごめんな。ちょっと行ってくる」
いつもならニャーとだけ言ってどこかへ行ってしまうのに、今日のゴロ吉は何故か優人の足にベッタリとくっついていた。
優人
「お前も行きたいのか?」
ニャー
優人はゴロ吉を抱き上げ部屋を出た。
10階に行くとか、初めてでなんか緊張するな……。
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