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過去[小泉遥の場合]
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高校一年生の冬。
親の仕事の都合で、数ヶ月の間他の学校に転校した。
奏夜のいない数ヶ月間は、とてつもなく長くて、辛くて、悲しかった。
「早く奏夜に会いたいなー」
ベッドでごろごろしながらそう呟いた。
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・
親の仕事が片付いたと言われ、もう一度あの学園に戻れる
そう思うと、自然に笑がこぼれた。
だけど、奏夜はかなり変わっていた。毎日が幸せっていう感じの。僕じゃあんな顔させてあげられなかった……。
一体誰?誰なの!?僕の奏夜をあんなに変えたのは!
あの時と同じだ…心臓がズキズキしてる……。
でも何でだろう。奏夜に幸せそうな顔をさせたやつに、少し感謝しているのは。
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