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僕達の嘘
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あれから、教室へ戻るとまたヒソヒソと陰口やら何やらを言われながら授業を再開することとなった。
何故か長く感じた学校がやっと終わり優人は一人で寮へ帰り部屋でゴロ吉と遊んでいた。
今は猫じゃらしを使って遊んでいる。ゴロ吉は反射神経がいい為すぐさま猫じゃらしを捕まえて一人で遊んでしまう。
すると突然、ピンポーンとチャイムが鳴った。
今まで一度もチャイムを鳴らされたことがなかったので、優人は少し焦っていた。
優人
「ゴロ吉…初めてチャイムが鳴ったぞ…しかも凄い金持ちそうな音がした…」
ニャアと返事を返される。
玄関へ急いで行き、ドアノブに手をかける。
ゆっくりと回し、奥へ引いた。
彩星
「ハローハロ~!山崎さんのお家へ遊びに来ました~ 」
彩月
「ちなみにお菓子とかも持ってきたんで一緒にパーティーでもやっちゃいましょう~」
バタン。
速攻でドアを閉め、鍵をかけた。
ドンドン!
彩星
「ちょっと山崎さん開けてくださいよ~! 」
彩月
「キャットフードも買ってきましたから~! 」
――刹那、ゴロ吉は持ち前の身体能力でドアの鍵を開け、ドアノブを回しキャットフードに飛びついた。
その時俺は、初めてゴロ吉を恐怖の対象として意識し始めた。
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