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カップラーメン
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《グー》
と、腹の虫が鳴いた。
優人
「あ、カップラーメン!」
キッチンへ行き、カップラーメンの蓋を開けると、麺はものすごく伸びていた。
優人
「俺の夕飯が...」
そう呟くと、黒髪さんが高級そうな紙袋から何かを取り出した。
槙斗
「お腹すいたなら、これ食べます?」
食べ物の周りがすごくキラキラしていた。
優人
「あ、ありがとうございます」
お礼を言うと、生徒会の人達は席を立ち
奏夜
「もう帰るか」
そう言って、玄関に行き、靴を履いてドアを開いた。
槙斗
「今日は相談にのってくれてありがとうございました」
丁寧にお辞儀をしながらお礼を言ってくれた。
反射的に俺もお辞儀をしてしまった。
優人
「いえいえ」
奏夜
「おい槙斗、行くぞー」
金髪さんに呼ばれ、黒髪さんはハイハイと言いながら金髪さんの横に並んだ。
優人
「あ、そうだ…。金髪さん、またココア飲みに来てくださいね。眼鏡さんも、キラキラした食べ物、ありがとうございました」
2人にお礼を言った。無意識に出た微笑みに奏夜は、ほんとにあいつは...、と言いながらこちらへ近づいてきた。
いいか、と言いながら金髪さんはおでことおでこをくっつけて
奏夜
「俺以外の前でそんな顔すんな。分かったな」
そう告げた。顔が少し赤く見えたのは、俺の見間違えだろうか。
・
・
そのあと俺は、名前のわからない食べ物を美味しくいただいた。
舌がとろけてしまいそうな美味しさだった。
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