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風邪[深川槙人の場合]
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優人
「ん、あれ、ここは」
目を開けると、そこは絵に描いたような高級部屋の一室だった。
高そうな絵画、高そうな壺、どれもこれも全て高そうだった。
庶民の俺たちには一生かかっても買えないような高級品。
槙斗
「あ、起きたのですね」
槙人は手におかゆを持ってドアの前に立っていた。
優人
「え、あの、ここは?」
槙斗
「私の部屋ですよ」
え、部屋?黒髪さんの?
セレブの部屋ってこんなでかいものなのか?
驚いて、口をあんぐりと開けていた。
槙斗
「どうしたのです?
ああ、庶民のあなたにはこの部屋は広く感じたのですね」
いや、それはそうだろ。
こんなでかい部屋泊まったことすらないわ。
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