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本当の目的[野原雄大の場合]
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体育館へと行くと、捕まった人は皆、顔が青ざめていた。
まあそれはそうだよな……。
放送が入り、理事長からの話となった。
理事長が舞台の前に立ち、こちらを見たと思いきや、嬉しそうに話し始めた。
理事長
「なんと、逃げ切ったのは生徒会と風紀委員、それと東雲隼人くんと四ノ宮華月くんの、計十二人です。
いやー、ここまで残るとは思いませんでしたよ!
やっぱり僕の追加ルールが良かったのですかね~」
舞台に立っている人達はだるそうな顔をしながら理事長の話を聞いていた。
理事長
「あ、そうそう。ちゃんと鬼のいうこと聞くようにね」
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優人
「よくお前ら捕まんなかったな。一昨日はあんなにビビってたのに……」
華月
「理事長の追加ルールのお陰だよ…。危うく捕まるところだった。
そ!れ!よ!り!」
隼人&隼人
「「優人!誰に捕まったの!?」」
優人
「…………野原だよ」
2人は少しの間固まった。
華月
「…………はぁ!!??よりによってあいつなの!?
嘘でしょ!!!」
隼人
「どうしよう、優人に変な命令でもしたら」
二人は俺よりも焦っていた。
二人焦り方が面白くて、俺の中にあった嫌な気持ちも、もう晴れていた。
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