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一からやり直したい[野原雄大の場合]
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優人
「一からやり直したい、ねぇ……」
昨晩。
雄大
「なぁ、どうしたら変われると思う?」
先程、裸絞めされた首をコキコキと鳴らしながら、読書をしている優人に質問した。
優人
「知らん。俺に聞くな」
雄大
「お前って、だから友達できねぇんだよ」
優人
「うるせぇ。おまえに言われたくない」
雄大
「俺だって、どうすれば友達できるがなんて、今まで1人もいなかったからわからなかったんだよ……」
優人は本を閉じ机に置いた。
優人
「はぁ、さっきからネガティブ発言ばっかり。分かったよ。俺が協力してやる。だから今後一切俺の前ではネガティブ発言をするな」
雄大
「ほ、本当か!?」
野原は目をキラキラさせながらありがとう、と優人にお礼をした。
優人
「あと……」
雄大
「まだあるのか……!」
優人
「この本の、続き、貸してくれないか……」
優人は少し照れながら、野原にお願いした。
雄大
「山崎、それが本音だろ……」
優人はそぉ~っと野原から目をそらした。
雄大
「図星かよっ!」
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