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一からやり直したい[野原雄大の場合]
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「一からやり直したい…」と野原が言ってもう1週間も経つ。
なのにあいつと来たら、
野原
「お、おい!そこのお前!俺が仲良くしてやってもいいぞ!」
キャラが戻ってる。
しかも言われた男の子、めっちゃ怯えてんじゃん。
あ、逃げた。
優人
「お前、本当に馬鹿なのか?」
雄大
「なっ!?……だって仕方ないだろ…!何回も練習したんだけど、いざ本番となると………」
ガキかよ。
呆れた目で雄大を見つめていたその時だった。
最低最悪の集団に出くわしてしまった。
親衛隊
「ちょっとぉ!何してんのよ野原!もしかしてまた誰かに媚び売ってんのぉ~」
生徒会の親衛隊がぞろぞろとやってきた。
茶色の髪の毛の男子選手が横髪をくるくる指で巻きながら、野原を馬鹿にしていた。
雄大
「俺は!俺は、友達を作りたくて……」
震えた声で野原は親衛隊のやつらに対抗した。
だが親衛隊のやつらは、
親衛隊
「聞いたぁ?!友達だってさぁ!お前に友達なんか出来るとでもぉ?ばっかじゃないの!お前と友達になりたいやつなんているわけないでしょ~」
親衛隊
「ちょっと~言い過ぎだよ~笑」
親衛隊
「でも間違ってない無いよね~」
人を嘲り、からかい、罵倒することを楽しんでいる。
そこには歪んだ喜びの響きが感じられる。
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