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一からやり直したい[野原雄大の場合]
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言い返せばいいのに。
親衛隊
「ちょっとぉ~、そこのあなた。あなたもどうせこいつに無理やり付き合わされているんでしょ~?本当クズね」
親衛隊の1人が優人に喋りかける。
親衛隊
「まったく、一般人までも自分の味方にするなんて、うざいったらありゃしない。
貴方も迷惑ってちゃんと言ってあげたら?
そうじゃないとこいつはわかんないのよ~」
女っぽい口調で優人に同情したように言ってくる。
その言葉に優人は静かにキレた。
優人
「そうですね」
優人の言葉に反応して、下を向いてた雄大はぴくっと肩を揺らした。
親衛隊
「ふふっ。分かったならいいのよ」
優人
「だけど、それは昔の事です。野原は一からやり直したいと、友達を作りたいと言いました。
誰かが一生懸命にやってることを馬鹿にするなんて、貴方達の方がクズです」
親衛隊達の顔は、見る見るうちに赤くなっていった。
親衛隊
「なんですって!?あなたも野原の味方をするの?!しかもクズなんて……!!せっかく親衛隊に入れてあげようとしたのに!!」
優人
「本当のことを言ったまででしょう。それに、俺は親衛隊にも生徒会にも興味ありませんから」
すると、カンカンに怒った親衛隊の隊長は隊員達に命令を下した。
親衛隊
「貴方達!こいつらをギタギタにしてやって!」
親衛隊の隊員達は優人と雄大の周りを囲み、逃げ道を完全に無くさせた。
ぞろぞろと近づいてくる親衛隊達。
あ、墓穴掘った…。
その時、誰もが聞き惚れるような美声が響いた。
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