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がらりと保健室の扉を開ける。
いつものように健康診断行われそうになるがそれを振り切って「休ませてください。」と零せば先生が驚く。
まぁ、それもそうか……
いつも強情っ張りばっかしてるしな。
「休むだけで大丈夫??」
ほぼ自分の専用となりつつあるベッドに横になるとそんなことを言われ顔を覗かれる。
先生の心配そうな顔。
申し訳なさすぎる。
きっと今日はいつも以上に酷いんだろうな、そう自分でも分かった。
「だいじょ、ぶ…です……」
声を発するのもなんだか辛くてそう返せば「無理そうならちゃんと言うんだよ。」だなんて呆れ声。
あぁ、コレは全然信用されてない。
でも、だって、無理とか分からないんだからしょうがないじゃないか。
言えるのなら言ってる。
多分。
「じゃあ、少し出てくるから何かあったらすぐにコレ鳴らしてね。」
本当はもらってこなきゃいけない教科担当、担任のサインを先生が代わりにもらってきてくれるらしい。
胸ポケットに入れられた携帯を揺らして先生がいう。
枕元に置かれた自分の携帯電話。
授業中は規則によって電源を切ることになっているのだけれど先生によって電源が入れられた。そして、丁寧にすぐに先生にかけられるようにと電話番号が打たれてる。
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