アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
8-4
-
隠したいけど、知られたい
触れるのは怖いけど、知りたい
気が付けばうとうととしていたようで遙眞に起こされる。
「次の授業どうしたい??」
とか、そんなの行くに決まってる。
「出るよ。」
「そうか…じゃあ、無理だけはすんなよ。」
ほら、行くぞと付け加えられて保健室を後にする。
保健室に行ってその後授業に復帰なんてそうそうなかった気がする。
あの日からそれは増えてて授業にも出れることが増えて、変わってないようで変わってきている。
無理するのが悪いことなのか、よいことなのか。
分からない。
無理を辞めさせられたからいい方向に今は転んでる。そうだけど、無理をしなきゃいけない場面なんていっぱいある。
高校生になって二度目の文化祭が近付いてきている。
去年はほとんど何も手伝えず終いだった。
今回はちゃんと役に立てるだろうか。
「放課後に文化祭の出し物決めるらしい。」
と遙眞に聞いてから思った。
そういえばそんな話し合いも参加できるの久しぶりだな、なんて。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
48 / 84